美しい皮膚はそれだけで全体の印象を良くし、若々しく見せてくれる効果があります。
綺麗になりたい人にとっては、非常に重要な問題です。
シミがあると、そこだけが目立ってしまい美しさを手に入れることが難しくなってしまいます。
そのためシミが出来てしまった時にはシミが薄くなるような効果のあるものを使用してシミが目立たないようにできると、美肌へ一歩近づけるのではないでしょうか。
美肌の大敵であるシミを薄くするためにはどのようなことに気をつけて美白ケアを行っていくべきかを知っておくことが重要です。

トレチノインとハイドロキノンは併用がおすすめ!

肌に手を当てる女性

トレチノインとハイドロキノンはどちらもシミの治療やスキンケアで使われる成分ですが、このふたつの作用はどちらか片方だけを使用するよりも、ふたつを併用するほうが効果が格段にアップすると言われています。

この二つを併用することはシミを消す方法として広く知られています。

トレチノインは皮膚の代謝を高める作用のある成分で、通常は4週間かかると言われている皮膚のターンオーバーの期間を2~4週間ほどに短縮させて、次々と新しい細胞を作り出させる働きがあります。
また通常シミができている部位は皮膚の奥深くにメラニン色素が色素沈着していて、それは皮膚のターンオーバーの時にも入れ替わることがないために、シミは永遠にその場所にあり続けてしまいます。

通常は入れ変わらないはずのメラニンの色素沈着部位も押し上げられて、最終的には新しい細胞と入れ替わることができます。
こういった作用があるために、通常では消すことのできないシミに対しても働きかけることができ、強い効果を発揮します。
トレチノインと似ている作用のあるものがケミカルピーリングで、これは肌の表面の古い角質を取り除くことで次の皮膚細胞が生まれてきやすくするという方法です。
ケミカルピーリングをすることで肌が新しく生まれ変わり美肌効果があると言われています。

ハイドロキノンの効果とは?

ハイドロキノンは皮膚の漂泊作用があると言われており、皮膚の中のメラニンが作られることを抑えたり、メラノサイトの活動を弱める作用があります。
メラニンはシミの元になるものでメラノサイトは、メラニンを作る元になっている細胞です。
これらのどちらの働きも弱くすることで強力な漂泊作用を引き出すことができて、シミを作らない肌にすることができます。

トレチノインとハイドロキノンはどちらも優れた美白効果がありますが、作用が全く違うため、併用することによりそれぞれの作用にない部分を補い合って、シミを消して美肌にする働きが強くなります。
ターンオーバー促進をするトレチノインは単品で使ってもシミが肌の奥から押しだされてくるので、シミを消す働きがあります。
しかしターンオーバー促進だけでは、肌の奥に次の新しいシミの元が出来てしまう危険が残っています。

そこでハイドロキノンを併用すると、さらにメラニンを作らせないような働きをもたらすことで、ターンオーバー促進で美しくなった肌に新しいシミができることを防げます。

トレチノインの正しい使用方法と注意点

トレチノインは強い作用がある薬なので、使用する時には必ず正しい方法で使わなければいけません。
1日2回の使用を連日行うことが基本ですが赤みなどの症状が出る薬なので、あまりに症状がひどい時には使用回数を減らしたり、1日置きの使用にするなど肌の負担を減らすようにしましょう。
またそういった症状が出て使用方法に迷いが出た時にはまず医師に相談をすることが大切です。

トレチノインは使い続けて数日から2週間ほどたった時に皮膚がカサカサしてきたり、赤みが出るようになります。
この時期が一番つらい時期なので、ここで使用を止めてしまう人がいますが、使用した後にこういった症状が出るのはトレチノインが効いている証拠です。
しかし、この時期に強い赤身が出るなど症状が強い時には使う回数を少なくしながら赤みが酷くなり過ぎないようにしていく必要があります。
その後の2~8週間ほどで、徐々に炎症が弱くなっていき、シミが薄くなっていく様子が感じられると思います。
自分の皮膚は毎日見ていると、変化に気付きにくいことがあるかもしれませんが、写真などに残しておくと変化がよくわかると思います。

通常は治療期間は1~3カ月程度で、シミの濃さや種類によって治療期間には違いがあります。
また必ずトレチノインを使用して最初に赤くなったりカサカサになったりという症状が出るので、そういった期間を過ごす必要があるということも覚えておかなくてはいけません。

濃度が高いものは特に使い方は慎重に

トレチノインはとても強い成分なので含まれている濃度にも注意をしておいたほうがよいでしょう。
含まれている量が最も少ないものが0.01%で最大量が0.4%になり、それ以上濃いものは効果が強いということ以上に副作用が強く出てしまう危険があるので、使用する前には必ず濃度をチェックしておくようにします。

使い方は朝と夜の洗顔後に化粧水などいつも使っている化粧品で、肌の状態を整えます。
それからトレチノインをグリンピース1個分ほどとり顔の中の気になる部位にだけ塗ります。
全体に塗るのではなく、部分的に使用することで副作用を最小限に抑えることができます。
その後塗布した部位が乾くまで待てば終了ですが、外にでて紫外線を浴びる可能性がある時には、この上からしっかりと日焼け止めを塗っておきましょう。

ハイドロキノンの正しい使用方法と注意点

ハイドロキノンも作用の強い薬なので、しっかりと医師の指示に基づいた使用法を守ることと、強い副作用があらわれた時には使用を中止して病院を受診することが大切です。

ハイドロキノンを使用する前にまず洗顔をして、いつもと同じように化粧水や乳液、クリームなどでスキンケアを行います。
そこまで終わってから、ハイドロキノンを必要な分だけだして、皮膚の気になる部分、シミがある部分だけに塗ります。
この時は、塗る部位を限定的にすることと、薄くのばして塗ることがポイントです。
薄く塗りながら気になる部位だけに塗るため、必要以上には出さないようにしてマッチ棒の先程度の少量を使ってシミのある部位に塗ります。

紫外線対策をする女性

そしてトレチノインの時と同じように紫外線への対策が必要です。
ハイドロキノンを塗っている時にはSPF20以上のしっかりとした日焼け止めを使用して、ハイドロキノンを塗布した部位が紫外線の影響を受けてしまうことを防ぎます。
特に外に出る予定がある時などは、日焼けにより敏感になっている肌に強い刺激が加わってしまう恐れがあるため、しっかりと日焼け対策をしていきましょう。

ハイドロキノンは効果の強い薬ですが、塗ってすぐに効果が出るというわけではなく、塗布をしてから2~3週間ほどで徐々に効果がわかるようになります。
そこからは少しずつシミが薄くなったり美肌になっていく感じがすると思いますが、継続して使用できるのは3カ月ほどだとされています。
これ以上の長期間継続して使うと肌への悪影響も考えられるので、2カ月ほど使い続けて効果が実感できたのならば、一度使用を中止しておくと良いでしょう。
もしも、この期間よりも早く効果があらわれた場合にはその時点ですぐに使用を終了させてしまっても大丈夫です。

ハイドロキノンの副作用

ハイドロキノンを使用している時には赤みが出たり、かゆみ、かぶれ、ヒリヒリするといった副作用が出ることがあります。
ハイドロキノンは医師の指示のもとで決まりを守って使用すれば、副作用が起きにくいと言われていますが、これらの症状がみられた時には、使用を中止して医師に相談をするようにしましょう。
自己判断で使用を続けると皮膚に強い症状が出てしまう恐れがあるので、副作用かもしれないという症状が出た時には、必ず医師の診察を受けてその後も継続して使用するかどうかの相談をしましょう。